スクリーンプリントとは

 スクリーンプリントは版画のように「版」を作り、インクを刷りつけてプリントする方法です。

 プリント色が少ない場合は、DTF(フルカラープリント)や転写プリントよりもお安く提供できます。

 他のプリント方法に比べて、擦れに強く、洗濯にも強いプリント方法です。

 デザインの淵がはっきりしないところが、インクならではの風合いを感じます。

 

スクリーンプリントは1(いち)か0(ぜろ)!?

 スクリーンプリントはインクが生地に「付く」か「付かない」かのどちらかで表現するプリントです。 徐々に色が変化する、また徐々に色が薄くなるようなグラデーションはできません。

<カラー>

 カラー写真などのようなカラープリントの場合、ハーフトーンによる分解印刷により可能ではありますが、このホームページのデザインシステムでは受け付けておりません。そのような場合、『DTFプリント(通常:フルカラー)』、『転写(写真)』を選択してお申し込み下さい。

<単色>

 単色でのモノクロ写真のような場合、下図のようなハーフトーン(網点)で表現させていただきます。この場合、写真の解像度が高いものでなければ網点が大きくなり、粗いプリントになってしまいます。当店では、解像度の高低が意図したものかを確認できません。一度ご確認を頂きますが、できるだけ高解像度の原稿を入稿ください。

使用するインクについて

 

 当店ではご指示がない限り、基本的にプラスティルゾルインクを使用します。綿の生地に染み込むタイプインクをご希望される場合、お打合わせの上お申し込み頂きます。ただし、綿生地に限らせて頂きます。それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。

 

【プラスティルゾルインク】

<メリット>

・発色が良く、濃色生地へもきれいにプリントできます。

・ポリエステル生地やその混紡生地にもプリントできます。

<デメリット>

・生地に染み込まないため、若干厚みが出てゴワついたプリントになります。

・少しベタ付き、アイロンや石油系のタンブル乾燥機、ドライクリーニングなどによる乾燥ができません。

 

<プリント色(インクの色:全14色)>

 

 【染み込むインク】

 綿の淡い色の生地には染み込むインクが使用できます。※要相談

<メリット>

・生地の柔らかさを生かせる。

・染み込むことによるちょっとしたぼやけに風合いがある。

<デメリット>

・濃色生地への使用ができない。

・ポリエステル生地、またその混紡生地には使用できない。

 

ご承知おきください。

 以下、スクリーンプリントに関して承知しておいて頂かなければならないことです。ご理解いただいた上でご依頼ください。

 

ブリード(再昇華)について

●インクを生地により定着させるために、熱処理をします。極力気を付けてはいますがポリエステル生地の場合、特性上ブリード(再昇華)のためにインクに生地の色が少しだけ混ざってしまう可能性が稀にあります。綿生地はブリードいたしません。

 

高熱による乾燥について

●プラスティルゾルインクでプリントした箇所は熱によりべた付きが生じることがあります。ひどいときにはプリント面同士がくっついてしまうこともありますので、アイロンや石油系ドライクリーニングなど高熱による乾燥は避けてください。

 

 

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